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AGRiS(アグリス®)開発秘話 〜向野商事の思い〜

弊社とメーカー様・協力会社様とで共同で生産情報分析システム「アグリス®」を開発いたしました。
アグリス開発・完成に至るまでの弊社担当からご案内いたします。

アグリスについてご紹介ください

アグリスは Analyzing Grainsfactory Real time information System(穀物工場 リアルタイム情報 分析 システム)の頭文字を取って名付けました。
英語表記 AGRiS ですが、当初 i の意味はインテグレーテッド・イールドレシオで、統合歩留り率の分析を目的としたものでした。

ただ、そこに限らず工場全体の情報監視システムへと広げ、より広範囲の i(インフォメーション)とし、装置メーカーの枠を超えた汎用システムになるようにと構想しました。
2018年秋頃から構想し始め、開発は2019年5月頃なのでおおよそ3年程で完成いたしました。

開発に至ったきっかけは何でしょうか?

お取引いただいているお客様からのご相談がきっかけです。
「いま北海道には、多くの農産物1次加工工場があるけど、その工場で加工生産が終了しない限り歩留まり(生産取れ高)が分からないのが大半なんだよね・・・」と、お話しを伺いました。
工場稼働中に歩留まりが手軽にリアルタイムに分かる「そういう管理システムがあれば・・・そういうシステムはないかな」と、お話ししていた時です。そのお客様から「無いならそういうシステムを作ってよ!」というご要望が発端でした。
その後、生産データ、デマンド、トレサビリティー、保全データベースなどあらゆる検討を重ね、メーカー様・協力会社様に相談し、ご協力のもと開発をスタートしました。

開発で特に力を入れたところはどこですか?

特定の工場に限らず、幅広いお客様に活用いただけるシステムになるよう仕上げました。
どなたでも操作しすく工夫したり、表示器を見やすく解りやすく表示をさせたりと、何度も手直しを繰り返して、開発を進めました。

開発中、悩まれたことはありますか?

振り返ってみると、計量ユニットの製作や計量ユニットをリアルタイムに表示させたりなど、システムを一から作るところに苦心しました。しかし、メーカー様・協力会社の皆さんのご尽力もあり、アグリスというすばらしい製品ができました!

アグリスはどういったお客様に向いていますか?

  • ・生産性を伴う工場にて歩留まりを上げたいお客様。
  • ・熟練者さんのノウハウなどを数値化したいお客様。
  • ・生産管理システムを用いて様々な事にチャレンジしてみたいお客様。

その他にも、まずは自社の工場でどのように生産しているかを数値で把握したいお客様になど、生産工場のジャンルを問わず多くのお客様に使用していただきたいです。

アグリスの今後の展望は?

現在のアグリスができること以外に、お客様からのリクエストでアグリスを使って様々なチャレンジをしていきたいと思っております。究極に目指すところはズバリ、お客様の既存の機械を用いてのフィードバック制御や自動運転制御を目指していきたいと考えております!

生産管理についてお困りのお客様がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

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